CANopenネットワークを開発する場合、エンジニアは実際のアプリケーション開発に着手する前に、CANopenネットワークとしてのシステム設計という作業を片付けねばなりません。Object Dictionaryを設計するほか、PDOの関係を定義したり、CANopenネットワークをアプリケーションの要件に従って立ち上げるための手順や機能を検討する必要があるのです。
こういった作業を大きく助け、CANopenプロジェクト開発の成功に貢献するのがCANoe.CANopen(CANoeオプションCANopen)です。CANoe.CANopenは標準のCANoe製品の機能拡張オプションで、これを通じてCANopen独自の機能やその他の便利なツールを多数追加することができます。
個別のデバイスとネットワークを定義
CANopenデバイス上で動作するアプリケーションのデータは、Object Dictionaryのエントリーに直接マッピングできます。CiA(CAN in Automation)はObject Dictionaryを電子的に表現するためのEDSファイル形式 (DS 306: CANopenのElectronic Data Sheet仕様 ) を規定しています。EDSファイルは、CANoe.CANopenと同時にインストールされるEDSエディターのCANedsで手軽に作成できます。CANopenネットワーク上のデバイスはすべてEDSファイルを用意する必要があります。ProCANopenはこれらのEDSファイルと多彩な機能を通じて、ネットワークを設計・コンフィギュレーションするエンジニアを支援します。
数ステップでネットワークプロトタイプを作成
ネットワークのテストにあたり、一部のコンポーネントが用意できないことは珍しくありません。CANoe.CANopenを使用すれば、ボタンを押すだけでネットワークのシミュレーション環境が生成され、その中の仮想デバイスを利用することで、この問題も解決します (テクニカルアーティクル:「Prototyping and testing CANopen systems(英語/PDF形式)」を参照)。これでCANopenネットワークのプロトタイプ用プラットフォームを手早くセットアップできます。 [詳細]
自動テストを生成
実装したデバイスの機能検証にはテストが必要です。CANoe.CANopenはCANoeテスト機能をサポートしています。この機能を利用して作成したテストシナリオを開発プロセスと並行して実行する場合も、あるいは今後使用するデバイスの受け入れテストとして実施する場合も、CANoe.CANopenは最適なツールとして機能します。 [詳細]
メッセージトラフィックの可視化と高負荷テスト
CANoe.CANopenには解析やシミュレーションの実行はもちろんのこと、バス負荷の高い環境を実現する、充実したメカニズムが装備されています。 [詳細]
